こんにちはタケローンです。
奨学金1000万を背負い、20数年間、毎月5万4千円を払い続けます。
借金はあっても、なるべく心穏やかに豊かな生活を続けながら、
借金の返済をしていくために下記を意識して就職・仕事・結婚生活をしています。
・安定して競争力を維持している企業への就職(転職)
・必要だけれど、他の人がやりたがらない専門的な仕事への従事
・国内・国外を問わない転勤を受け入れる
・働き続ける気力・体力・意思のある女性との結婚
常日頃、借金を返済し続けながらもいかにして気楽に生きるのか、そんなサバイバルを考え続けています。
ここでの前提としては「無理なく、奨学金を返済し続けること」です。短期間で一気呵成に返済したいと考えている人はまた別の戦略、ポジション取りが必要です。
もし、このブログをご覧のみなさんの中に、ぼくと同じように奨学金や借金で悩んでくださっている方のお役に立てればとぼくが考えているこれらの人生設計=ポジション取りを紹介させていただこうと思います。
安定して競争力を維持している企業へ
とにもかくにも月々5万円以上にものぼる奨学金ローンを滞りなく返済するため、安定した収入=キャッシュフローが重要だと考えました。もちろん給料は高いにこしたことはありませんが、成長分野で安定した経営を行っている企業で、できればトップシェアの製品・サービスをもつ企業へ就職し、そこそこの生活を維持しながらも奨学金を完済するまで収入が滞らないことを最優先に考えました。
僕自身、自分の知力・体力・メンタルに自信もないためハードワークによる高給取りを目指すことははじめから選択肢にはありませんでした。特に偏頭痛持ちでカラダも弱いので、徹夜するくらいでもカラダがまったく動かなくなり、使い物にならなくなります。最近は毎日8時間は寝ないとキツくなってきました。。。だいぶ弱いですね。メンタルへの影響も尋常じゃありません。
ですので、高給だけれどブラックな会社は避け、福利厚生がよく、働きやすい、従業員を大切にしているような会社を探し、就職しました。今いる会社がベストかというと、いろいろ話をきく限りではそうではないと思いますが、当初の目的は最低限達成できそうな程度にはいい会社に就職できたと思っています。
自分の専門性について・僕は弱者のスタイル
いざ企業に就職しても、どのような業務に従事するかはある程度会社次第のところがありますが、専門性を持つことは奨学金を背負っている僕らにとってとても大切です。このご時世、会社に必要とされ続けなければいつ窓際に追いやられ、肩をたたかれるかわかりません。
それは今安定している(と思われる)大企業であってもかわりません。国と仕事をしているような企業も同じです。不安定な時代に生きる僕らは否が応でも自分の専門性=食い扶持を考える必要があります。専門性とは狭い意味での職業や資格のことではなく、どこにいっても必要される(=少なくともサラリーマンとして給料をもらえる)スキルのことを指しています。
具体的にはいえないのですが、僕の場合、絶対に誰も自分からすすんでやりたがらないことを専門としています。そしてこれは僕が社会人として現役でいる間くらいの期間は絶対に必要とされるようなことです。このような人がやりたがらないけど必要なことを専門とした場合、競争相手がそもそも少ないので生き残っていける確率はぐんと上がります。自分には能力がないので、人気の職業・職種ではなく、競争相手が少ない分野で仕事をして専門性を身に着けていきたいと思います。
ですが自分の仕事における専門性を考えるうえで大切なのは、仕事で必要とされることと自分の価値観との相違です。僕の場合、今の仕事はたまたま僕の性質に比較的あったものだったので続けることができています。ですが自分の価値観に著しく反するようなことを要求されるような(とくに倫理的な面において)仕事は避けたほうがいいでしょう。メンタルに大きく影響し、働き続けることができず、収入をえることができなくなってしまいます。
働けなくなってしまっては元も子もありません。もし今の仕事に苦痛を感じているのでしたら奨学金に関しては返済猶予の手続きを行い、まずは自分の心身を守りましょう(=仕事の配置換えの相談や、休職、退職までを想定して)。元気になったらまた働いてコツコツ奨学金を返済すればいいと思います。
国内・国外を問わず転勤を受け入れる
僕の場合、国内・国外の転勤・出向を積極的に受け入れることで住居費を節約しています。住居費は月々の支出の多くの割合を占めます。この住居費を節約できれば奨学金の返済も一気に楽になります。
節約するためには、実家に住む、親戚や知り合いの大家さんから家を割安で家を借りる、会社の寮に住む、転勤して会社に住居費を払ってもらうなどいろいろと考えられます。
この中で僕は転勤を受け入れました。転勤先では住居費の8〜9割を会社に持ってもらっているので格安でそこそこいいアパートに住むことができています。就活中の学生さんなどは会社によって住宅手当の制度が異なるためよくよく調べることが大切です。もちろん、会社が大きくなればなるほど福利厚生は充実する傾向にありますが、規模が大きいからといって必ずしも充実しているとも限らないので、しっかりと調べることが大切です。
結婚は慎重に・・・(2馬力が前提)
僕は既婚者です。借金しているのになんてやつだという方もいるかもしれません。
確かに結婚には慎重になりました。借金があっても結婚してもらえるよう、彼女と将来のプランを結婚前にしっかり話しておくことが大切です。
奨学金の場合は仮に僕が死んでしまえば返済する必要はなくなるので、その点は心配ありません。
子どもができた場合に備えて、2馬力で働き日々貯蓄に励んでいます。
奨学金の返済計画を立てよう(最悪のケースを想定して)
奨学金の返済計画を立てましょう。順調に返済している場合はいいでしょう。現在なんとか返済できていても将来、一寸先は闇です。このご時世どんな企業でも倒産の可能性はあります。そのような場合も含め、僕ら借金持ちは冷静に現実を見据える必要があります。決して一発逆転だけを夢見てはいけません。(もちろん夢見るのは勝手だと思います。ですがそれも現実の上に立った上で)以下のようなケースも想定する必要があります。
・自分や妻が解雇され、収入がなくなった場合どうするか?
・自分や妻が病気になり、借金の返済が一時的に難しくなった場合どうするか?
・妻や家族の病気などにより、今以上の借金を背負った場合、いくらまで支払うことができるか?
・自分や妻が死亡した場合、借金の返済はどうなるか?
いずれの場合も現実的に起こる可能性があります。今は対処ができなくても、貯蓄をしたり、お金の勉強をしたりして、このようなケースにそなえることが大切です。
まとめ
僕はこれから20年ほどかけて1000万の借金を返済していく必要があります。妻がいて、これから子どもにも恵まれるかもしれません。借金を背負いながら普通の幸福を手に入れることは非常に困難でしょう。でも過度に恐れず、適切に将来を見据えて準備を怠らなければ、この困難を乗り越えていけると信じています。